看護師は、体調を聞いたり不安なことがないかを聞いたりと、毎日患者とたくさんの話をします。患者は、さまざまな年齢層であり、性別も異なります。そのためみんなが同じような聞き方ですぐに理解してくれるわけではありません。
また、精神疾患のある人や認知症などの患者は、コミュニケーションを図ること、理解が難しいこともあるのです。また、仕事をするうえで看護師の仕事をきちんとこなすには、医師をはじめ医療事務や理学療法士、相談員など他医療従事者との連携も必要不可欠。
医療の現場では、各々の働きも重要ですが、それ以上にチームワークを良好に築くこともとても重要です。チームワークを良好に保つためには、お互いの職種への理解を深めることも大事です。
つまり、何においても看護師はコミュニケーション能力が必要ということになるのです。ではどのようにコミュニケーション能力を身に着けるべきでしょうか。
コミュニケーションに関する書籍はさまざまなものが出版されています。またネットで調べてもすぐに検索できるでしょう。しかしどの方法を試すにしてもまず大切はことは、相手のことを理解することなのです。
相手のことを理解したうえで、どのような話し方をすればいいのか？また、どのような内容で治療を進めていけば患者からの理解を得られやすいのか、ということを考えることができるのです。コミュニケーションを図るには、相手を知ることがまず重要なポイントとなるのです。