心のケアのプロ!精神科看護師の役割

精神科は、ほかの科と違い目に見えづらい患者のメンタルに関するケアを行う繊細な科です。通常の看護以上に様々な方面にアンテナを張り巡らすことを求められる反面、やりがいのある仕事と言えるでしょう。

精神科の看護師の仕事内容としては患者の体調管理が挙げられます。そのために必要な能力がコミュニケーション能力です。精神科の患者は対人関係に不慣れな方も多くいます。そのため、自分の感情や体調についてうまく説明できないこともあるのです。

患者の表情や言動を注視し、普段と何か違う点があれば医師や他の看護師に伝え共有することが大事です。理由は、患者の体調不良など異変に気付くことがあるためです。

そのためには、患者が相談しやすいよう、普段から信頼されるように良好な関係が築けるようにしておきましょう。患者と良好な関係が築ければ観察力も増し、普段との違いにより気付きやすくなります。

また、髭剃りや入浴介助などのセルフケアも大事な仕事の1つです。患者の症状によってはセルフケアがうまくできないもしくは行う気力がない方もいます。

日常生活の復帰のためには、精神科の看護師は日中並びに夜間の一定時間、患者のケアを行います。作業療法士とともにレクリエーションやリハビリテーションなどをサポートし、患者が一日も早く家庭・社会復帰できるよう貢献します。

そして、与薬も精神科の看護師の重要な仕事となっています。患者の中には薬を嫌がる人もいるようです。きちんと薬を飲まなければ回復は見込めないため、患者が吐き出さないようきちんと薬を飲んだか確認するのも、精神科看護師の重要な仕事です。
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